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裏地の繊維の違いによるメリット・デメリットって?

今回は裏地の選び方についてお話したいと思います。

そもそもなぜ裏地が必要なのかについては以前こちらでも紹介しました。

なぜ裏地は必要なのかをまだ読んでいない方は是非一度ご覧ください。

 

裏地などを構成する材料の基礎となり、最も大切な素材の1つが繊維です。

繊維は化学繊維と天然繊維に大きく分けられ、さらに化学繊維は再生繊維、半合成繊維、合成繊維、無機繊維に、

天然繊維は植物繊維、動物繊維、鉱物繊維など細かく分類されています。

今回はそのうちの合成繊維、再生繊維、天然繊維についてそれぞれの特徴やメリット、デメリットをご紹介していきたいと思いますので

裏地選びに必見です。

 

合成繊維

代表的な繊維はポリエステルです。(写真は5421)

ポリエステルは生産量、消費量ともに化学繊維のナンバーワンだそうです。

非常に強度のある繊維で、弾力性、形態安定性に優れシワになりにくいのが特徴です。

 

メリットは、

・耐久性がある事

・水洗いが可能な事

・安価である事

 

デメリットは、汗を吸わず、静電気が発生しやすい点ですが

天然繊維や再生繊維には劣りますが防静電気用のポリエステルもあります。

 

再生繊維

代表的な繊維はレーヨンとキュプラです。

レーヨンは絹のような光沢を持っていて吸水性がとてもいいのが特徴です。

メリットは、

・吸水性が高い事

・染色性が良い事

 

デメリットは、

・引っ張りに弱くシワになりやすい事

・水に濡れると強度が低下する事

 

またキュプラはレーヨンより細くしなやかですが、強度や吸水性、染色性はレーヨンよりも優れています。

絹に似た上品な光沢を持ちシワにもなりにくく肌触りもよいです。(写真はAKX400)

 

メリットは、

・吸水性が高い事

・シワになりにくい事

・紫外線による変色が少ない事

・静電気が起こりにくい事

 

デメリット、

・水に濡れると多少伸縮してしまう事

・コストが高い事(キュプラは世界でも数社しか製造していない為)

 

シワになりにくい性質なので裏地の他にも下着や肌着にも使われています。

静電気が起こりにくいのでキュプラの裏地を付けることによって、スカートのまとわりつきを抑えられるなどの効果などもあります。

絹のような光沢を持つことから高級婦人服や和装にも使用されていたり高級スーツやオーダーメードスーツの裏地の定番素材にもなっています。

 

天然繊維

代表的な繊維はシルクです。(写真はSLK120)

光沢としなやかさ、手触りのよさや保温性が高い事が特徴です。

あらゆる繊維の中で最も染色性に優れた繊維の一つです。

 

メリットは、

・吸水性が高い事

・肌触りが良い事

・静電気が起こりづらい事

 

デメリットは、

・価格が高い事

・シワになりやすい事

・紫外線に当たると黄変し強度が低下する事

・摩擦に弱く毛羽立ちしやすい事

 

このようにシルクの取り扱いはとてもデリケートです。

ですがドレープ性が高く、ドレスやスカーフなどにも多用されていたり、

コートやジャケットの裏地などにお使い頂くことで高級感がグンとアップします。

 

上記はほんの一部の紹介ですが、それぞれのメリット・デメリットを踏まえて裏地選びをしてみてはいかがでしょうか?

 

アパレル資材BtoBサイトApparelXでは様々な繊維の裏地を取り扱っています。

 

裏地をお探しの方はApparelXで是非一度ご覧ください。