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基本に戻って考えてみる。織物の三原組織とは?

織物の三原組織についてお話したいと思います。

 

まず織物というのはたて糸とよこ糸を直角に交差させ作った布地の事をいいます。

その中で最も基本的なものを三原組織といい、平織り、綾織り(斜文織り)、朱子織りの3つを

織物の三原組織といます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの織り方の特徴と代表的な織物を紹介していきます。

 

平織り(タフタ)

最もベーシックなもので、たて糸とよこ糸を1本ずつ交互に交差させる織り方が特徴です。

模様は左右対称となり、頑丈・丈夫で、摩擦に強いため、よく利用されています。

厚地の織物は作りにくいですが、平面的でプリントや加工がしやすいです。

 

代表的な平織りの織物は羽二重やジョーゼットなどです。

 

 

羽二重は軽く薄手で上品な光沢を持ち、なめらかな手触りなのが特徴です。(写真:SLK120)

主な用途としては、着物や帯、ドレス、ブラウス、ストールなどです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョーゼットはしわが特徴的で薄く透け感があります。(写真:C124)

やわらかくドレープや細かいギャザーがきれいに出るため、エレガントなブラウスやスカートなどに適しています。

主な用途としては、ブラウス、ドレス、スカート、ショールなどです。

 

 

綾織り・斜文織り(ツイル)

糸の交差部分が斜めになるのが特徴です。

できあがった模様は左右非対称になり織組織の関係上、生地の表面はタテ糸の割合が多いです。

平織りに比べると摩擦に弱く強度に欠けますが、地合は密で柔らかく、伸縮性に優れ、シワがよりにくい等のメリットがあります。

 

綾織り・斜文織りの代表はデニムやツイードです。

 

デニムはジーンズの代名詞にもなっています。(写真:10608)

しっかりとした厚みのある丈夫な織物です。たて糸に先染めの色糸を使い、摩耗すると白っぽく色落ちするのが特徴です。

主な用途は、ジーンズ、スカート、オーバーオールなどです。

 

ツイードは地厚でざっくりとした素材感が魅力です。(写真:Z3679)

染色した糸を用い織ることで細かな模様、柄を表現出来ます。秋冬の人気素材でもあります。

主な用途は、ジャケット、パンツ、スーツ、コートなどです。

 

 

朱子織り(サテン)

交錯点が上下左右とも隣接しないように規則的に飛ばした織り方が特徴です。

糸が長く渡る組織のため、なめらかで滑りがよく、光沢があります。

ドレープ性がありますが引っ張りや摩擦に弱いというデメリットがあります。

主にドレスや裏地などに利用されています。

 

朱子織りの代表はサテンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サテンは豊かな光沢とすべらかな手触りが特徴的で、フォーマルウェアに欠かせない高級感ある織物です。(写真:3109S)

主な用途は、ウエディングドレスなどのフォーマルウエア、スーツやコートなどの裏地です。

 

以上が基本的な三原組織の特徴になります。

また三原組織のいずれかを基本にして変化を加えたものが変化組織と言ったり、

他にも三原組織同士を組み合わせたものや三原組織のどれにも属さない織りをまとめた特別組織など

色々な織物があるのでとっても奥が深いでよね。

 

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