アパレル業界の名前の由来について、YKKが旧社名である吉田工業株式会社(Yoshida Kogyo Kabushikigaisha)の頭文字から来ていることを知り、
何故か親近感を湧きました。今回は様々な企業の社名の由来をまとめましたので、うんちくとして是非活用してください。
DAKE JA NAI テイジンでお馴染みの帝人株式会社は今では繊維からヘルスケアまで事業領域とする会社です。スタートとなったのは1918年に日本初のレーヨンメーカーとして
創業しました。社名は帝国人造絹絲で人造絹絲というのはレーヨンのことです。創業当時、第一次世界大戦の中でヨーロッパからのレーヨンの輸入量が下がり、高い業績をあげていました。
また、有名なテトロンの由来は帝人の「テ」と東レの「ト」とナイロンの「ロン」から由来しているそうです。
東レは1926年創業で三井グループの出資により東洋レーヨンとして創業しました。その名前から現在も東レにになっています。
東レは今でも化学繊維の新開発を続けており、スポーツウェアでは防水。防風繊維や、シルクに見えるポリエステル素材シルックなどが有名です。
常に時代のニーズに応え、化学による革新と創造という理念のもと、開発をすすめています。
旭化成は繊維だけでなく、化学、建材、エレクトロニクス、医薬品まで幅広く手がかける会社で、住宅のヘーベルハウスも旭化成グループで展開している。
1906年に電気会社として設立されるが、1922年に滋賀県に再生繊維レーヨン製造会社である旭絹織株式会社を設立し、現在の前身が生まれる。
旭化成の旭は、この工場があった滋賀県大津市の琵琶湖畔にある義仲寺からとっている。義仲寺とは木曽義仲(源義仲)の死後創建されたとされ、木曽義仲は平家物語では旭将軍と記されている。また、化成については易経の言葉で「よりよい方向 へ生成、変化、発展する」という意味で、そこからとっている。
SICはテープを中心としたファッション資材メーカーのSHINDOが手がけるブランドで、SICはShindo Item Catalog(シンドー・あいてむ・カタログ)の略称です。
SHINDOはSIC以外にもby OrderやS∞(シンフィニティ)などのブランドを立ち上げ、世界各国に拠点を持ち、世界のアパレルを支えている。
アパレル副資材商社のヤマモト、オークラ商事のEXCYグループのEXCYとは
Excellent(優れた)、Exceed(勝る)、Excitement(興奮)などのEXとセクシー(SEXY)さをイメージとして加えた造語です。遊び心を大切にしたコーポレートブランドで、粋な日本人の心を大切にし、ちょっとしたこだわりを持つ魅力的な商品を提案しています。
いかがでしたでしょうか。創業者の名前から由来する会社だけでなく、地名や、時代背景から生まれた社名もあるんですね。
身近な企業の社名の由来を調べてみるのも面白いのではないでしょうか。
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