ウエストに、裾に、シャーリング等のデザインにも見えないけれど欠かせない存在のゴム。
でも、一見同じように見えるのに種類の多いゴムは、選ぶ際に困ったことはないでしょうか。
そこで今回ゴムの種類を改めてご紹介していきます。
既知のこととは思いますが、皆様の資材選びの一助となれば幸いです。
ゴムの種類は大まかに分けて丸ゴムと平ゴムに分類できます。
丸ゴムは、コードのような断面が丸いものです。
一本のゴムを芯にして周りをレーヨンやポリエステルの糸で編んでいます。
カラー展開が多い品番が多く、柄入りのものもあります。
丸ゴムは、ジャケットのフードやトレーニングウェアのウエスト部分、リュックなどの装飾に使われたりヘアーアクセサリーや梱包資材にも使われることも多いです。
平ゴムは、丸ゴムに対して平らなゴムのことを言います。種類も多く、品番も丸ゴムに比べ多いです。
平ゴムはさらに、コールゴム、織ゴム、編ゴムに分類されます。
まずコールゴムは、一本の細いゴムを撚り合せて作られているゴムです。
その他のゴムは、15mm、20mm等のmm表記ですが、コールゴムのサイズはC(コール)で表記することがあります。
そしてコールゴムのサイズを確認する際に気を付けなければならないことは、コール=ミリではないことです。
細いゴムの本数によって4本なら4コール6本なら6コールとなっていて、ゴムの太さが必ずしも1mmではないからです。
あくまで目安ですが、【コールの数×0.8MM】と覚えるとサイズを選ぶ際にわかりやすいかと思います。
また、コールゴムは力を掛けて引っ張ると伸びて幅が変化するタイプのゴムの為、パジャマのウエストやトップスの袖等に使用するのが適しています。
次に織ゴムは、縦糸と横糸の間にゴムを入れて織り込んでいるゴムです。
コールゴムがゴムを撚り合わせているのに対して織られている為、引っ張ってもサイズに変化がありません。ソフトタイプとハードタイプがある品番が多いですが、ハードソフトにかかわらずある程度硬さがある為、折れにくくウエスト部分の使用に適しています。
最後の縦糸と横糸を編み込んでいるゴムです。目が粗いので、織ゴムよりも柔らかいです。
その為、薄い生地や柔らかい生地と一緒に使用するのに適しています。
また、織ゴムに比べて速乾性に優れています。
ご紹介してきたゴムですが、これらのそれぞれの基本の特徴をまとめたもので、その他にも織り目や模様が様々なゴム、ボタンホールのついたゴムなど本当に種類が多いです。
まだまだ種類は少ないですが、これからも掲載商品を増やしていきますので、ぜひアパレル資材BtoBサイトApparelXを御覧ください!