誰もが1本は持っているジーンズ。
本日はそんなジーンズのフロントについているジーンズボタンについてのお話です。
メーカーさんなどによってジーンズボタン、ネオバボタン、タックボタンなど呼び名は様々あります。
形状は写真のようにトップと呼ばれるボタンの頭と脚の2つのパーツに分かれています。
この2つパーツで生地を挟みこみ、打ち付けることで装着して行きます。
金槌などで打ち込むことで取り付ける事が可能ですが、数を沢山付ける場合はハンドプレス機などを使って装着して行きます。
打ち込む場合は直接打ってしまうと、頭が変形する場合があるのでタオル等のあて布をして、脚の方を打ちましょう。
ちなみに別名のタックボタンとはタック=押し込むこと、押し込んだという意味です。
主な用途としてはジーンズのフロントボタンやGジャン、レザーパンツなど厚手衣料に使われることが多いです。
生地に打ち込んで留めるので糸付けに比べ、強い横引きに耐えられますので、しっかりとした装着が可能です。
糸で縫い付ける場合だと、厚い生地を縫うのもなかなか大変ですし、特にウエストなどは引っ張られると取れやすいです。
ですがジーンズボタンだと頑丈につくので取れる心配がありません。
ウエストやGジャンでよく目にするジーンズボタンですが、写真のようにパンツの裾にデザイン性を持たせて使われているものもありました。
選ぶ際のポイントとして、
・サイズ(17ミリ・19ミリなど)
・タイプ(首振りボタン・固定ボタン)
・デザイン(フラット・ドーナツ・すり鉢など)
の3つがあります。
・サイズ
ボタン穴に対して、ボタンが小さすぎるとしっかり閉じることができません。
通常、デニムのウエスト部分のボタンは17ミリ~19ミリの場合が多いといわれています。
・タイプ
またボタンには「首振りボタン」と「固定ボタン」と呼ばれるふたつのタイプがあります。
首振りボタンとはボタンの頭ががぐるぐると回るもので、一方の固定ボタンは回らず固定されています。
首振りボタンの方が、爪が長い女性でも留めやすかったり、手袋をした手でもはめやすいといったりするメリットがあります。
・デザイン
フラット、ドーナツ状、すり鉢状になったものなどさまざまあります。
またカラーなども様々あるので洋服のデザインや色などに合わせて選んでみて下さい。
ジーンズボタンは、一度取り付けてしまうと取るのが困難な為、付ける位置などは事前に慎重に決めましょう。
また本番の生地に取り付ける前に試し打ちを行うことをオススメします。
薄い生地に打つ場合は注意が必要です。着脱の際に力が掛かり、使っている内に生地が切れてボタンが取れてしまう可能性があります。
間にパッキンを入れたり、接着芯を貼るなどして厚みを持たせてからボタンを取り付けましょう。
またストレッチ性の生地などの場合は接着芯などで打ち付ける部分を伸びないように補強すると安心です。
ApparelXではジーンズ用ボタンを1個から販売しています。
カラーなども豊富にとり揃えているので気になった方はぜひアパレル資材BtoBサイトApparelXホームページより一度ご覧下さい。
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