現在、運送会社など流通業界では、人手不足の影響から各社送料が値上げされています。
アパレル資材調達にも大きな影響があり、メーカーも商社も送料の値上げを余儀なくされているのではないでしょうか。
そこで、全国一律料金で、なおかつ宅配便より安価なヤマトのネコポス配送について解説していきます。
画像:ヤマトHPより引用
通常の宅配便は荷物の受け渡しにはサインが必要になりますが、ネコポスにはサインが必要なく、ポストへ投函することによって配達を完了します。
※ポストに入らない形状や、ポストが小さい場合などは、不在票を入れて、一度持ち帰ります。1週間程度、連絡がない場合は出荷元に返品されます。通常、その間にヤマトより出荷元に連絡が入りますので、出荷元より住所確認や、在宅時間の確認などの連絡がきます。
ポスト投函かサインでの受け渡しという点が他の宅配とは異なる点です。
ネコポスが安い理由は主に2つあります。
1つ目は、サインでの受け渡しではなく、ポスト投函で配達を完了にするということによる、配送コストが低いという点です。
昨今、運送会社業界で問題にもなる再配達の心配がほぼゼロになるということで、安い運賃になっています。
2つ目は、荷物にかける運送保険の保障額の違いです。通常の宅配便について1個あたり30万円の保険をかけるのですが、ネコポスは3万円になるので、保険料が安くすみ、運賃が安くなります。
ネコポスのサイズは厳密に定められています。オーバーした場合は、出荷することはできません。
・角形A4サイズ以内
・厚さ2.5cm以内
・重さ1kg以内
上記の封筒に入れて出荷させて頂きます。
何が入るか具体的に説明すると、ファスナーや、カットしたテープ、ボタンなどの着分や、10点程度であれば、問題なく、梱包可能です。
生地類は厚さよって変わるので、一概には言えませんが、裏地単体ならば3Mまで梱包可能です。表地は厚みがある商品もあるので、1Mでも難しい場合があるので、注意が必要です。
(※生地幅が広いものだと1Mでも専用の箱や封筒もサイズオーバーしてしまいます。)
原材料の値上がり、送料の値上がりと資材調達におけるコストが年々に上がっています。下げられるコストはなるべく下げて、効率よく調達したいですよね。
ネコポスはポスト投函で問題なければ、安い配送方法と言えます。ただ厳密にサイズが決まっているので、出荷が無理な場合があることも予めご了承ください。