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サンプル帳を探すのも一苦労・・・サンプル帳はWEBで見る時代になるのか!?

ApparelX News編集部のヤマヨシです。

今回は、アパレル業界で商品を手配をする時や、資材選びをする時に欠かすことのできないアイテム、「サンプル帳」の活用についての紹介です。
注文時にも規格(サイズ)・色番号の確認などに活躍しますよね。

 

サンプル帳とは

サンプル帳サンプル帳

サンプル帳とはファッションという特性上、生地の風合いや、色味、ボタンのデザイン・裏側の形などを確認するためのもので、現物つきのサンプル帳と実寸大写真のサンプル帳の2種類があります。
定番商品やいつも使う資材のサンプル帳は、オフィスにストックしている方が多いですね。
注文時には、欲しい規格(サイズ)・欲しい色で手に入れるために、あらかじめサンプル帳で規格(サイズ)・色番号を確認してから注文することが最も確実です。

ただ、いつも注文している資材などでサンプル帳を見なかったり、単純な見間違え・書き間違えによる注文ミスをしたことがある方も多いのではないでしょうか。

赤色と思って注文してみたら、黒で入荷したりと、仕入れコストもかかるし、時間がかかってしまいますよね。

実際の現場では以下のような注文がありました。

 

注文ミスの例

ある日、こんな注文がきました。

______

3112T   ハード丸ゴム   3.5MM   色番:9 (黒)    1M

______

まずは、このコードのサンプル帳を見てみましょう。
3112-T

色番の部分を拡大してみると

3112-T

色番号が「9」なのに、色は黒と書いて注文がきています。

実際の現場では、資材を手配する際に、間違っていないかどうかをサンプル帳を見て、確認することが出来ればいいですが、膨大な注文に対応するため、サンプル帳を確認することまではなかなか出来ないというのが現状です。ですが、経験によって、この商品で「9番色って黒だっけ?」と分かる人もいます。

しかし、気づかなかった場合、取り寄せする際にメーカーなどには色番のみを伝えることが多いので、手元に届いたらオフ白が届いてしまう場合があります。
また、もし気付けたとしても、9番が正しいのか、黒が正しいのかをお客様へ確認するために時間のロスが発生してしまいます。

そうなると「早く欲しいのに確認で1日納期がずれてしまった」や、「欲しい色じゃないんだけど!」といった問題が発生してしまい、アパレルメーカーも商社もバタバタして困りますよね。

 

オークラ商事の受注管理画面

ApparelXメインサプライヤーのオークラ商事ではiTeamsというシステムを使いこのような画面で注文を管理しています。

色番号を入力した段階で、カラーサンプルがわかるようになっているので、色間違いにも、誰でもいち早く気付くことができます。

 

今後のサンプル帳の在り方

もちろん、資材の特性上、風合いの確認や、実際の色味や生地との色合わせなど、現物で確認した方が良いことが多いので、現物付きサンプル帳の重要性は変わらないのだと思います。ですが、今後インターネット上で全てのサンプル帳を見れるようになれば、日々の手配の中で、いちいちサンプル帳を本棚から探して、品番を探して、確認するという手間はなくすことが出来ます。

アパレル資材BtoBサイトApparelXは、資材を買うためのECサイトですが、生地やボタン、ファスナーなど様々な商品の品番やカラー番号も掲載しているのでサンプル帳代わりとして活用することができます。

 

下記の写真は実際のApparelXのサイト上で見ることの出来るカラーチャートの一例です。

色番号が実際のカラーに対応しているかやサイズの展開など、これなら確認も一瞬です。

是非ご活用ください。

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