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抗ウィルス加工生地 フルテクト® FT4545 発売!

こんにちは。ApparelX事業部のカヤバです。

本日は、オークラ商事が企画・販売する抗ウィルス加工生地 FT4545をご紹介します。

フルテクトとは?

シキボウ㈱の持つ抗ウィルス機能加工の事です。

以下繊維ニュースからの引用です。

フルテクトは、同社が2006年から販売している抗ウイルス機能加工。繊維に加工した抗ウイルス剤が、繊維上に付着したウイルスのエンベロープ(ウイルスの外側にある膜状構造)に作用し、感染力を失わせる仕組み。

これまでインフルエンザウイルスに対する抗ウイルス効果を確認していた。  このほど特定非営利活動法人バイオメディカルサイエンス研究会にフルテクト加工のコロナウイルスに対する抗ウイルス性能の試験を依頼した。フルテクト加工を施したレーヨン100%不織布を用い、ウイルス種「コロナウイルス(ヒト)〔ヒューマン・コロナウイルス229E〕(ATCC VR―740)」を対象に試験した結果、繊維上のコロナウイルスに対する抗ウイルス効果を確認した。

今回、試験に使用したコロナウイルス(ヒト)は、従来から研究機関で保有されているウイルスであり、現在問題となっている新型コロナウイルスではない。ただ、新型コロナウイルスは通常のコロナウイルスの亜種であり、エンベロープも持つ構造のウイルスでもある。

このためフルテクトは新型コロナウイルスに対しても同様の抗ウイルス効果が期待できると推定される。

引用元 http://www.sen-i-news.co.jp/seninews/viewArticle.do?data.articleId=353533&data.newskey=b3ff3c532be1feb80a68cf822e21b2b1&data.offset=0

つまり、エンベロープを持つウィルスにはその効果を期待できるという事です。

詳しく抗ウィルス試験に関して知りたい方は、下記のウェブページをご覧になってみてください。

カケンISO18184

ちなみですが、インフルエンザ(flu)から体を守る(protect)という事が名前の由来だと思います。

フルテクトの特徴

  • 繊維状の特定のウィルスの数を減少させる
  • 洗濯を繰り返しても効果が持続
  • 安全性(経口毒性、皮膚刺激性は確認済)

フルテクト®の効果は洗濯を繰り返しても持続します。また、経口毒性と皮膚刺激性に関する安全は確認済です。

シキボウではこのフルテクト®加工を施した不織布を使ったフルテクト®マスクを販売しています。一概に比較はできませんが、フルテクト®加工の安全性を証明しているように感じます。

FT4545 フルテクトTCブロード

こちらが今回発売したFT4545です。

定番的なTCブロードにフルテクト加工を施した生地で、シャツ、スレキ、寝具、ユニフォームなど清潔に保ちたい部分での使用を想定して企画いたしました。

色味も、ホワイト、オフホワイト、サックス、ブラックと使い勝手の良い色をご用意しています。

また、サックスの色味にもこだわり、濃すぎず薄すぎないちょうど良い色を採用しました。

注意点

経口毒性試験・皮膚刺激性試験で使用薬剤の経口毒性や皮膚刺激性など安全性は確認済みですが、フルテクト®生地を、マスクの口にあたる側への使用はお控えください。生後24ヶ月以下の乳幼児用の衣料には使用しないでください。

この注意事項は、アパレルの生地全般にいえることかもしれませんが、元々アパレル用の生地やその加工は常に口に当たるという事を想定していないからです。

まとめ

FT4545の紹介でした。抗ウィルス加工を施した生地は定番色の品切れが散見されます。

探していたけど在庫がなく諦めていた方がいらっしゃいましたらぜひご検討ください。